チュニジアのおいしいもの

BINYA

2007年06月25日 01:47

 このカテゴリーは、「旅」なのか「おいしいもの」なのか、ちょっと迷いました笑。

でも、旅先のことなので、「旅」にしました。
バスから延々と続く地平線を眺めたり、眠ったり、テレビで日本のアニメの
アラビア語版を見たりして、トズールに着くと辺りは真っ暗でした。
 しかも、ガイドブックも持っていない!マルタで手に入れた、宿の地図が載っている
切れ端を街の人に見せ見せ、着いた宿は、ほーーーんとにかわいいモザイクの宿。

  その通りにある一つのレストランで夕食をとることに。チュニジアは
母国語以外おフランス語しか通じないと言っても過言じゃない国で、
随分苦労しましたが、さすが観光地、「チュニジアの典型的な料理が食べたい!」
という英語はギリギリ通じて、やっぱり、クスクスが出てきました。
それと、毎食「ハリッサ」と呼ばれる、オリーブオイルやクミン、ニンニク、唐辛子
などをペースト状態にしたものが、おいしいフランス仕込みのパンと一緒に出されるのです。

写真の右上のフォークが入ったお皿がハリッサです。
 パンもすごくおいしくて!そもそもフランスの植民地だった国のパンは、私は大好きです。
以前行ったカンボジアでも、朝に昼にとパンを食べていました。
日本のフランスパンと呼ばれるものとは違い、しっとり密度が濃くて、ハリッサとの
相性は抜群です。

 次に紹介するのは、なつめやし。これもはまりました。お味は干し柿のようで、
日本人に合った食べ物だと言えます。街路樹に植えられているなつめやしを
ちぎっては歩きながらモグモグしていました。
バス停では、人の手の届くところは全部無くなっていて、プププと笑けました。お土産としても置かれているチュニジア名産品です。おそらく、お隣のリビアやアルジェリアをはじめ
アフリカではどこでも常食されていると思いますが、実は小さくとも沖縄でもそこらへんに植えられていました!
でも、やはり気候が少し合わないのか、すだれのように実っているのは見たことがなく、小さな実がちょこちょこ
っとついてるのみです。

 最後に紹介するのは、首都のチュニスから電車で少し行った所の美しい街、シディ ブサイドのカフェです。何とこのカフェは世界で一番古いそうです(ほんまかいな?)。そこで、これまたチュニジア名物の「シャイ アハダル」を頂きました。松の実入りの甘いミントティー。暑い所ではなんでこんなにも甘い、そして熱いお茶が合うのだろう?とチュニジアでは何度も飲んでいました。 それに、世界のどこでもお茶はたいてい「茶、テ、ティー、チャイ、チャ、シャイ」と似た発音なので、地球は狭いなぁって、親近感がわきます。

 シディ ブサイドは、青と白のそれは美しい街です。ギリシアのサントリーニ島まではいかないけれど、その向こうにはヨットハーバーも見え、路地では猫が語り合い、全部が被写体のような街でした。「帰国したら、自分の家を全部白と青にするぞ!」という妄想もしていました。が、日本の光、風土には、あの色は合いませんね(笑)やっぱり、また行きたいなぁ。
 


 

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