2016年12月01日

ボルネオの旅〜キナバタンガン川流域クルーズ/続き1

こんにちは。今年も残りあと一ヶ月、今年は何ができただろうと毎年師走になれば一年を振り返ります。私にとっての大イベントはやはりこのボルネオの旅でした。紅型でもボルネオに関わることができて嬉しいです。ボルネオの生き物や植物をモチーフとした、Tシャツやポーチなどを作っていますので、後ほどまた紹介したいと思います。

さてさて、前回はキナバタンガン川が目の前に現れたところでブログが止まっていました。
船着場からその日から二泊させてもらう宿にも、小さなボートで行くことになります。その宿に行くまでの間もロングテールマカクというその名の通り尻尾の長いお猿さんの群れに何頭も会えました。
他にもサイチョウ、ワシなど。。。

三月はボルネオは乾季ということもあり、水位も低く森も乾いていましたが、動物たちは水やエサを求めて川際にやってきていました。キナバタンガン川流域はアブラヤシへのプランテーション化で原生林がどんどん少なくなり、森と森の間にアブラヤシ畑や農業道路ができ、森同士がバラバラになってきています。そうすると動物たちは森を行き来できなくなり、食べるエサも減り、繁殖活動さえ難しくなってきているんだそうです。
ボルネオの旅〜キナバタンガン川流域クルーズ/続き1

実際、川のすぐそばまでアブラヤシ畑が迫ってきていました。育てやすく現金収入につながるアブラヤシのパームオイル。現地の人たちの生活に直接関わることです。そういうシステムは世界中どこでも存在しています。しかし、ボートの上まで聞こえる森からのカサカサッ、カサカサッ、バキバキッという人間以外の何物かが存在するという音を聞くと、ゾクゾクしました。自然は人間だけのものではない、人間は生き物の頂点ではない、動物も自然もみんな共存しているんだって実感しました。
ボルネオの旅〜キナバタンガン川流域クルーズ/続き1
ボートクルーズは早朝とお昼、夜と1日3回参加しました。そこで親子でファンになったテングザル!この写真はメスですが、オスは時期アメリカ大統領のトランプさんに似ています。テングザルはオス一頭を中心にハーレムを作り、生活しています。
ボルネオの旅〜キナバタンガン川流域クルーズ/続き1
宿に遊びに来るヒゲイノシシ。残飯目当てです。オオトカゲもこのファミリーと仲良くしていました!
ボルネオの旅〜キナバタンガン川流域クルーズ/続き1
ナイトクルーズで幾度となく会えた、イリエワニ。大きくて怖いけど可愛い目をしています。

そして特筆したいのは、ナイトクルーズで見た満天の星。こんな星を見たのはいつ以来だろう。記憶が正しければ与論島かインドとパキスタンの国境の砂漠。天の川がはっきり見えました。夢のようでした。子供達も感動していましたが、星を見ながらそのまま寝てしまうという大変贅沢な体験をさせてもらいました。

ーーーー続くーーーー







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Posted by BINYA at 00:29│Comments(0)
 
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